2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

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シャツのすそに覗く自意識

心音

わかりました!! えっでもそんなふうには言わなくてもよくないですか? なんなんですか、もしかして舐めてるんですか? 新手のコミュ障なんですか?

傷痕

心についたしるしをつなげて一本の線にしよう 賢そうな子供と目を合わせる 満ち足りた母の顔になりたくない プラごみのような談笑 とりあえず上司は地獄に堕ちろ 平和主義者(自称)の好き嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い大嫌いは いった…

テレビばっかり見ないで

あんたはきっといっぱい泣くだろうけど、私はいちぬけぴって思ってるだろうし テレビの中のあの人のノーズシャドウが濃すぎた日みたいに うっかりなんてこともあるだろうし すべては遺伝子のせいなんてこともあるだろう あの作家の文章のリズムに共感してい…

なんでもない日

翌朝のポトフ。電子タバコのけぶったにおい。なんとかっていう花。挨拶をした別れ際の表情。なんでもない、なんでもない。すべて。

行進曲

夏の中に冬があるといった日々が過ぎていき、空気はどんどん白く冷えていった。秋になったら一緒に食べよう、と言い合った鍋は、食べれなかった。こういうあいまいな、約束のようなものを反故にしてしまったことは、これまでにいくつもいくつもあった。いつ…

ミニストップのTHEプリンを食え

なぜなら美味しいと美味しくないの中間の味だから。こういう中庸が私たちには必要なのである。

絶望の話

先週、買った水色のスカートがなんだか野暮ったく思えてきた。長さが微妙だし素材も安っぽく、なんなら腹周りも太って見える。試着室と売り場を2回、行き来してうんうん唸って買っているうちに頭がぼうっとしてきてレジに持って行った9000円のスカート。私は…

好き嫌い

「撃退」という言葉がすっかり好きである。

人生讃歌

人生って、知識を得れば得るほど楽になるんじゃないんでしたっけ? 私は、ものを知れば知るほどに窮屈になっていく感覚があるよ。生きていくことにすっかり自信をなくしていくよ。

酒豪伝説

ここは真夏の炎天下、でもやけにカラッとしていてそんなに悪い感じではない。もうずっとこうして太陽に晒されているのだから汗は流れてしかるべきなのに、身体の芯がシンと冷えた感覚に襲われている。ガワはじりじりと熱されているのに、中身はわけのわから…

生命読者

人生にはなんら物語るべきことがないので、意味を考えて作り出し、与えることが必要なのだった。意味はあとからきっと作れる。どうにかして見出すと言ってもいい。そんな、かなり骨が折れる作業を、この無意味さにかまけて怠ってはならない。思えばすべては…